平成16年 元日

■ 増えつづける永代供養会員 ■

 当院の永代供養は平成2年に出発し、今年であしかけ十五年目を迎えます。会員は昨年 330人(軒)を突破し、今も増えつづけています。当初目標の500軒はそう遠くない うちに達成されると思われます。  少子化時代を迎え、宝善院でも、休眠檀家が増えています。寺も新しい壇信徒の輪を、 別の形で作っていく必要があると思われます。新墓地を分譲して檀家を増やす方法もあり ますが、少子化が進めば新墓地の分譲は、結局は休眠檀家を増やすだけで、根本的 解決にはならないと思われます。

■ 今ある墓地の将来 ■

 これからさらに進む「少子化社会」で、現状の形の墓地を持続させるのはたいへん難し いと住職は考えています。お墓と『年金』は、個人的努力では、すでに解決できないとこ ろにきているといえましょう。将来、墓地の継承が難しいお家では、信頼できる寺を見つ け、その寺に供養をまかせるのも一つの答えです。永代供養は供養の放棄ではありません。 お寺とご供養を共にすることです。当院は全国的にみても最も速い時期から、永代供養に 取り組んできました。たくさんの経験があります、どのような事でもご相談ください。

■ 宝善院が発電所に! ■

 当院客殿屋根に太陽光発電装置を、平成13年に設置しました。いささかおおげさな話 ですが今回、経済産業大臣より『宝善院・松下隆洪発電所』の名称が与えられました。その他に、東京墨田区の雨水利用システムにも当院は参加したり、(小玄関前に雨水貯水タン ク設置)古いお塔婆は、八王子郊外でチップ処理し、有機発酵肥料にして近隣農家へ配布 したり、皆さんの知らないところでこんなこともしています。

■ 東寺創建千二百年 記念事業 ■

 宝善院の本山は京都の東寺で、東寺は今から1200年の昔、桓武天皇が都を奈良から京 都に移されたときにできたお寺で、弘法大師が真言宗を開かれた寺でもあります。平成7年は、東寺が建立されてちょうど千二百年となりましたので、当院では記念事業として、 本堂前の唐向拝山門の新築工事を行いました。

■ 東寺創建千二百年 記念事業 ■

 とってもユニークで、不思議な地下霊場。お四国巡礼が宝善院でできます。まもなく開 通。住職が考える『宝善院百年計画』のうちの、事業計画の一つです。完成までに十九年、 平塚の「あおの洞門」。乞うご期待