平成23年 お盆

  お盆が近づきました。お盆は一年一度のご先祖様への感謝デー。できればご家族そろってお墓参りをしましょう。ご先祖様もきっと皆様と久しぶりにお会いできるのを、心待ちだと存じます。
 当院の夏の行事、「お施餓鬼会」は、毎年8月7日午後2時からです。ご案内をそれぞれ発送いたしましたが、未着でしたらご連絡ください。

 今年になって当院では次のような事がありました。


■ 光悦垣(こうえつがき)の新調 ■

 山門を入ってすぐ右前方の長い竹垣を光悦垣といいます。初代光悦垣が年数も経ちだいぶ痛みましたので新調しました。光悦垣のモデルは、京都市北区にある、光悦寺の竹垣に由来し、江戸時代の茶人でスーパーデザイナーの本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)が考案したと伝えられます。(施工・植忠)

■ 地震対策工事 ■

 3月11日の東日本大震災は平塚でも相当の震度でした。市内でも幾つか被害が出たようですが、当院では幸い建物・墓地・墓石に被害はありませんでしたが、本堂前の石灯篭が倒壊、これが唯一の被害でした。
 当院の地震対策工事は、いろいろしています。本堂については、地中梁を地下霊場の工事中に生コンで補強しました。本堂唐向拝正面柱に耐震ベルトを施工、本堂内天井仏具の落下防止工事。本年度は山門に耐震ポールを施工、県道平高通り地下霊場の工事用開口部を石で封鎖。客殿については早稲田大学工学部のご指導をいただき、耐震金具を施工しました。(平成20年・品田工務店)

■ 永代供養の最近 ■

 毎週どなたかが見学に来られ、入会されていきます。当院の永代供養は日本のバブル経済最高潮の平成元年、企画・出発しました。当時は国内にも僅少のシステムでした。20年前に今日のわが国を想定するのは、ばかげているとも批評を受けましたが、時代は住職の想定通りとなり、多くの会員が参加されておられます。現在の出生率ではいずれわが国の既存墓地が行き詰るのは明白です。今から対応が必要なのです。墓地の将来が不安の方、入会はともかく、相談だけでもされておかれるので賢明です。