島根県「隠岐の島」には宝善院の本山、当時の末寺が4ヶ所あります。昨年6月、隠岐の島の末寺住職との交流会が開かれ、住職は初めて隠岐の島に出かける事ができました。
隠岐の島への交通は、新幹線で小田原駅から新大阪へ出て、駅前から伊丹空港行きのバスにて30分、伊丹空港からプロペラ機で40分で隠岐空港です。朝、小田原駅を出ると2時ごろ隠岐の島に着きます。
隠岐の島はすばらしい所です。ぜひお勧めの島ですが、問題は羽田からの直行便がない点です。若干の不便は承知でも、出かける価値は十分にある島だと思います。その第一はおいしい空気、日本海の魚、ブランド牛「隠岐牛」まである美食の島です。眼の下一尺の魚が数十円で売られていました。滞在費はそれ程かからないと思います。是非お出かけを。現地ではニュージーランドから島のお寺に嫁入りした娘さんが案内してくれました。
現地のお寺さんとの交流会も開かれ、それなりの成果もあったのですが、問題は島の将来です。島に3日間いましたが、見かけた子供は3人、5件に1件は空き家、夕方5時過ぎて電灯がつくのは10件に1件という具合で、島の過疎化が一番の問題です。
話題の「竹島」は隠岐町に所属しますが、このまま過疎化が進めば隠岐の島全体が心配です。羽田からジェット直行便を出して、東京圏3500万人の人達が気軽に出かけられる観光地にすることが、最大の領土防衛策だと思います。
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