平成30年 お正月

謹賀新年


■ 宝善院の維持・管理 ■

 昨年、宝善院では、皆様のご浄財(ご法事、ご葬儀のお布施)等で次のような工事をし、宝善院の維持・管理をいたしました。

1月 表門ナマコ塀の補修工事(本年も継続工事で続けます)と、墓地外周生け垣の刈込工事

6月 四国八十八ヶ所 地下霊場の漏水防止工事。トンネルの一部から漏水がありましたので、漏水を止めました。

7月 南・永代供養墓前の井戸ポンプを、最高級・非常用井戸ポンプに交換しました。交換した井戸ポンプは水道ホースに直結でき、水平100メートル、垂直3階まで「人力」で送水できます。さらに長期間、維持管理が無用です。

11月 本堂正面の唐向拝の飾り金具を再鍍金(メッキ)しました。本堂正面の唐破風彫刻・天井絵画のついた木造屋根は唐向拝と呼ばれます。完成して20年を経過し、汚れが目立つようになりましたので、飾り金具の洗浄と再鍍金をほどこしました。どうぞ新しくなった唐向拝の様子をご覧ください。

11月 当院パソコンシステムの更新 当院では、檀家情報の管理、全収乳・支出をパソコンで管理し、寺事務のほとんどはコンピュータ管理しています。必要に応じてソフトを更新しています。

■ お墓と境内内のお掃除(毎週、日曜日・月曜日) ■

 市役所の「生きがい事業団」のおじいさんとおばあさんに毎週お掃除のお手伝いをお願いしています。墓地内、雑草の除草と、枯れた花の整理、本堂・客殿のお掃除をお願いしています。

■ 桐生選手はお大師様のお弟子です。 ■

 陸上短距離でこの頃有名な、桐生選手は京都・洛南高校の出身です。洛南高校は宝善院の本山「東寺」の中にあり、東寺が運営しています。毎年、京都大学、東京大学に多数の学生を送る全国数校に限る超有名進学校でもあります。

■ ご法事の後、地下霊場の参拝 ■

 本堂地下の霊場・四国八十八ヶ所霊場を参拝される方がだんだん増えてこられました。昨年暮れも、藤沢から三十数名の団体参拝がありました。特に宣伝はしていませんので、どなたかに聞いての事でしょう。ご法事の後などにぜひご参拝ください。(参拝料 大人300円)

■ 納経帳・集印帳の準備ができました。 ■

 この頃、寺巡りがブームなのか、納経帳・集印帳への捺印と記念署名を希望する参拝者がお見えになられるようになりました。玄関で納経・集印を求められるのですが、多くは土、日のため、ご法事とよく重なり、残念ながらご希望に添えないことが多かったので、今回次のようなものを作りました。  あらかじめ納経印を捺印し、寺名を署名したものを印刷しました。大きさは納経帳の一頁と同じ大きさですので、ご自分で納経帳にノリで貼っていただくというものです。玄関で一枚三〇〇円で販売しています。ご希望の方はどうぞ。

■ 宝善院永代供養の昨今 ■

 当院では、今から35年前、30年後の日本の姿を予測して永代供養の会を立ち上げました。発足当初、入会を希望する方はほとんどなく、「永代供養」という言葉の意味もわからない方が多かったのが当時の状況でした。  ところが30年後の今日、当院の永代供養の会員数はまもなく、既存檀家の3倍となり、国内のいたる所に、永代供養の寺が増えました。


■ 永代供養の特別会員制度 ■

  ご自分のご葬儀を当院に生前中、依頼しておく方法です。当院はお預かりしたお金で葬儀社を選定し、葬儀を執行します。親戚友人へのお知らせも致します。年間お一人、あるいはお二人くらいの葬儀を執行します。  お一人暮らしで「永代供養特別会員」が亡くなると、警察から寺に問い合わせの電話があります。主たる用件は、解剖の費用と火葬の費用をだれが責任を持ってくれるかという問い合わせです。特別会員に対しては、寺はその時点から対応いたします。少人数の葬儀に大規模斎場などは不要です。