平成9年3月2日、山東省中国国際旅行社の周立明社長、張心梅部長、張祚友副部長、王寧課長の四人が、商用で来日の途中、平塚・宝善院(刊行会代表の自坊)を一泊二日の予定で表敬訪問した。 |
日本料理を楽しむ周社長 |
山東省中国国際旅行は中国魚山がある山東省全域をカバーする地元の旅行社で、魚山の今後の開発にはおおきな影響力を持っている。当日の夜、箱根のホテルで開かれた歓迎晩餐会には日本側から大沢耀雅法会部長、加藤宥英前財務部長、稲木康範人権委員会委員長、府川富士航空課長、松下刊行会代表が出席。周立明社長は席上、次のように魚山について語った。
「現在、魚山は山東省政府の指導により、日本円予算約一億円を投じて、大規模な整備事業を行っている。建造物としては、現在博物館を建設中であり、完成後は、曹植墓より出土した出土品はここに移され展示される。観光客のためのトイレ、道路、駐車場の整備なども計画されている。先生方はよくご存知ですが、魚山は中国文学史上、最大の詩人である曹植を記念すると同時に、日本と中国の仏教音楽の交流の原点でもあるわけです。日本人旅行社を今後大いに期待しているので、ぜひご協力をお願いしたい」との事だった。
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