平成30年 お盆

■ 当院の「やぶ蚊」対策 ■

 航空機の発達により、海外から蚊が媒介する熱帯病の心配が国内でもでてきました。当院では数年前より、アメリカ・ウッド社の『モスキート・マグネット』という商品を墓地に導入しています。これはゴルフ場の蚊対策としてアメリカで開発されました。蚊が好むインターフェロンを利用して蚊を吸引する装置で、広いゴルフ場に1台程度で効果ありとされています(住職はゴルフはしません)。

■ ご法事の後、地下霊場の参拝は? ■

 本堂の地下に四国八十八ヶ所地下霊場があります。参拝される方がだんだん増えてこられました。時折、市外より、数十名の団体参拝があります。特に宣伝はしておりませんので、どなたかに聞いてのことでしょう。ご法事の後などにぜひご参拝ください。お大師さまのご利益をどうぞお受けください。(参拝料 大人300円)
四国八十八ヶ所地下霊場へ・・・ 

■ 宝善院永代供養の昨今 ■

 当院では、今から35年前、35年後の日本の姿を予測し、永代供養の会を立ち上げました。発足当初は、入会を希望する方もほとんどなく、「永代供養」という言葉の意味も分からない時代でした。
 ところが35年後の今日、当院の永代供養の会員数はまもなく、既存檀家の3倍となります。平塚市内でもこの頃、永代供養を始める寺が増えてきました。35年後の世の中を予測するのも、寺の住職の大事な仕事です。

■ 永代供養の特別会員制度 ■

 ご自分のご葬儀を当院に生前中、依頼しておく方法です。当院はお預かりした金額の範囲で葬儀社を選定し、葬儀を執行します。親戚友人へのお知らせも致します。年間お一人、あるいはお二人くらいの方の葬儀を執行します。
 お一人暮らしの方が亡くなると、現場の警察官から寺に問い合わせの電話があります。主たる用件は、解剖の費用と火葬の費用をだれが責任を持ってくれるのかという問い合わせです。特別会員に対しては、寺はその時点から対応致します。少人数の葬儀に大規模斎場などは不要です。

■ 本堂正面の唐向拝の飾り金具を再鍍金(メッキ)しました。 ■

 本堂正面の唐破風彫刻のついた屋根は唐向拝(からこうばい)と呼ばれます。汚れが目立つようになりましたので、飾り金具の洗浄と再鍍金を施しました。

■ 「墓じまい」の相談 ■

 数年前から、毎年数軒、「墓じまい」をされる檀家さんがでてこられました。理由はお墓の後継者がいなくなるためです。少子化がますます進む今日では、「墓じまい」はどんどん増えていくでしょう。そのようなご心配をされておられる方は、早めに寺までご相談ください。墓じまいには少し時間がかかります。
 墓じまいの大体の流れは次のようです。
  @ お墓から遺骨を取り出して、当院、永代供養簿に埋葬する。
  A お墓を解体整理する。

■ 桐生選手はお大師さまのお弟子です。 ■

 陸上短距離でこの頃有名な、桐生選手は京都・洛南高校の出身です。洛南高校は宝善院の本山「東寺」の中にあり、東寺が経営しています。毎年、京都大学、東京大学に多数の学生を送る、有名な高校でもあります。(本年度、東京大学20名・京都大学76名・同志社151名・防衛医科大学16名)

■ 山門の彫刻、本堂唐向拝の彫刻と日本画をぜひご覧ください。 ■

 本堂正面に平成7年の東寺創建1200年大法要を記念して、唐向拝(からこうはい)という付属建築物を増設いたしました。モデルは本山東寺の勅使門の形を当院本堂に合わせたものです。唐向拝という建造物は、当院建築の正面に装飾の意味で付属させます。本堂全体を装飾する大変重厚な構造物です。天井には四季の花が描かれ、欄間には朱雀、玄武の彫刻が飾られています。
 出来上がって何年にもなりますが、普段気が付かず、言われてはじめてわかる人が多いです。ぜひご覧ください。

■ 納経帳・集印帳の準備ができました。 ■

 この頃、寺巡りがブームで、納経帳・集印帳への捺印と記念署名を希望する参拝者がお見えになられるようになりました。玄関で納経・集印を求められるのですが、多くは土日のため、ご法事と重なり、残念ながらご希望に添えないことが多かったので、今回、次のようなものを作りました。
 あらかじめ納経印を捺印し、寺名を署名したものを印刷しました。大きさは納経帳の1ページと同じ大きさですので、ご自分で納経帳にノリで張っていただきます。玄関で1枚300円です。ご希望の方はどうぞ。